essential 細胞生物学 15章

 

今日も15章の問題を考えていく。

 

問題15-4

 

様々な場合のアミノ酸シグナル配列の説明があり、その場合どのような形で膜に存在するか、ということを問う問題。

 

A 内部に切断されない輸送開始シグナルが存在するだけの場合。

 一回膜貫通型のタンパクとなる。ただし向きはN末が細胞質側、C末がER側。

 

B N末端に切断されるシグナル配列、停止配列、開始配列がある場合。

 2回膜貫通型のタンパクとなる。

 

C 膜を貫通する部分を奇数個持つ複数膜貫通タンパク膜を組み込むための設計は。

 停止シグナルが最後の配列に来る場合。

 

図を使ったほうがいいかもしれない。まあこれでいいか。

 

問題 15-5
真核生物の細胞断片にアダプチン、クラスリン、ダイナミンGTPを加えると被覆小胞ができるが、このうち一つをのぞいたらどのようなことが起こるであろうか。

 

A アダプチンの場合

 アダプチンはレセプターに対して相互作用するタンパクである。このためクラスリンがリクルートされず、ダイナミンによる切断も見られない。

 

B クラスリンの場合

 アダプチンは膜へとリクルートされるが、小胞になるためのコートが行われないことからダイナミンによる切断も起きない。

 

C ダイナミンGTPの場合

 アダプチン、クラスリンがそれぞれリクルートされるため、膜上に局在している様子は確認することができる。しかし切断は行われないため、小胞となることはない。

 

D細胞断片が原核細胞由来のものの場合

原核細胞ではそもそもこのような機構が存在しないため、アダプチンが相互作用することもできず、小胞の観測はできない。

 

これもまあ、いいか。そこまで考えるべき問題じゃなさそう。

 

問題 15-6

 14個の糖残基からなるオリゴ糖をあらかじめ組み立てておいてタンパクに付加するのは、一つずつ付加するのに比べてどのように有利であるか。

 

 全くノーヒントで考えてみる。

 一つずつ付加する、というのはとても効率の悪いことであることはなんとなくではあるがわかる。それはタンパクに対して酵素が働くわけなので、かなり長い間タンパクがER上で修飾を受けなければならないからだ。そして何より、14残基修飾されたということを管理する機構も必要となってしまう。

 

 そのため、効率良くタンパクに糖鎖を付加できるため、というのが単純に考えらえたこと。

 

まあ大体あっているかな。色々長々と書いてあるけど。

とりあえず2日目はそこまでかんがえるタイプの問題ではなかったかな。

うん。また明日。